舞台『染、色』の記憶の整理(1)

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正門良規さん初単独主演舞台『染、色』

 

2021年6月30日 大千穐楽おめでとうございました!そして、お疲れ様でした💐

2021年5月29日にグローブ座にて初日をむかえてから6月30日に梅田芸術劇場での大千穐楽までの約1ヶ月間、染色カンパニーのみなさんが無事に最後まで完走されたこと、自分のことのように本当に嬉しかったです。大千穐楽の日は梅田芸術劇場に想いを馳せ、感極まって泣きそうになりながら仕事をしていました(笑)

 

さて、この舞台に関しての感想や物語に対して私なりに思ったことを言葉にして纏めたいと思いこのブログのページを開きました。しかしながら今の私の頭の中はまだまだちゃんと整理が出来ておらず、家事をしながらや仕事中も隙あらば『染、色』のことを考え込んでしまうくらいにはまだすっきりしていません。

同じ舞台を観劇した人と考察を話し合いたいなと思っていたけれど、考えれば考えるほどそんな余裕もなくなってしまうくらい頭の中の整理が追いつかなくて、頭がずっとフル回転してます。なのにどれだけ考えてもしっくりくる答えには辿り着けない、解決した気がしない、思うように言葉にできない…そんなもどかしさを抱えつつ、でも何か言葉にして消化させたいという一心でひとまず書き始めました。

 

とてもじゃないけど綺麗に纏められないし、訳のわからない言葉遣いがあるかもしれないけれど、自分のための備忘録、感想、思考の整理として今回はこのブログを書いていこうと思います。そして、内容も(1)と(2)とで分けて書いていこうと思います。

(1)は感想(2)は舞台の中で特に記憶に残っている台詞や場面について(2)に関しては時間をかけて少しずつ書き足して完成にもっていけたらと思っています。ぶっ通しで続けて書いてたら、このブログ一生完成しない気がするので(笑)未完成のままいつまで経っても完全に消化しきれないのは自分にとっても苦しいので、自分のためにも分けて書きます(笑)

そして、いつもの如く、いやそれ以上に大きくて重たい感情が爆発しているので、読んだ人は引いてしまうのではないかと思っています。なので、引き返すなら今です!ここまでの文章でもその大きくて重たい感情が見え隠れしていると思うので、この時点で無理だと思ったら引き返してくださいね!

 

 

 

 

 

 

観劇直後の自分を思い返してみると、正門さんが正門さんじゃない感覚と物語のどんでん返しに困惑して座席でぼーっとしてました。生まれて初めてちゃんとした "放心状態"というのを経験した気がします(笑)頭の中で「なんで?どうして?あれはなんだったの?」と自問自答しつつ、正門さんじゃなく "深馬"にしか見えない正門さんの姿に「あぁ…私は正門さんのお芝居すごくすごく好き。正門さんのことが大好きだ」という感情がごちゃ混ぜで舞台のこと以外を考える余裕なんて1ミリもありませんでした。なので一緒にいたお友達との会話もまともに成立しない、リアクションすらも返せない、どうにか落ち着かせて少しずつ頭の中を整理しようとすると今度は何故か泣きそうになってしまう…というようなめちゃくちゃな情緒になっていました。頭の中の整理もできない、言葉にもできないというどうしようもないもどかしさが苦しくて苦しくて、唸りつつ地団駄を踏み、しまいには「何か壊したい、発狂したい」と言い始める始末でした。隣にいてくれたお友達も内心さぞかし困っていただろうと思います(笑)でも優しく見守っててくれました。この場を借りて改めて、その節はありがとうございました(笑)

 

観劇するにあたってものすごく気合が入っていた私は、観劇する当日までに原作の読み返しをして当日も原作を持参。数々の雑誌のインタビューを読み、東京公演の幕があがる前にTVで放送されていた映像を観て、痩せて頬がこけてる正門さんの姿にこんなにも痩せてしまうくらい舞台にかける正門さんの熱量がすごいのだと察し、正門さんをはじめ染色カンパニーのみなさまの熱量や気持ちを私なりに全身全霊・全力で受け止めようと気持ちを高めていたけれど、正直なところ全く足りなかったです。私の全力の受け止めも覚悟もあまりにも脆かった。受け止めるどころか飲み込まれて自分までもぐちゃぐちゃになる感覚。最後の大どんでん返しによって自分の中で訳わからなくなっただけでなく、登場人物1人1人に感情移入してしまうくらい引き込まれていたので受け止めるのではなくしっかり飲み込まれてしまった。

今までいろんな舞台やお芝居を観てきたけど、こんな感覚・感情になったのは本当に初めてだったから観劇して数日経った今でもまだ考え込んでしまうのかなと思います。

 

深馬の苦悩や葛藤、真未の存在によって深馬が少しずつ変わっていく様子などを細かな目の動きや表情、声色で表現する正門さんのお芝居、本当に本当にすごかった。思うように絵が描けなくて苦しむ表情やそんな苦しみに任せてスプレー缶を投げたり蹴り飛ばしたり、急に不気味に笑い始める様子、真未と衝突して言い合いをする場面で大声で怒り叫んでいたと思えば急に縋るように弱さを見せる深馬の一連の流れ、真未の存在を探して走り回っても1人もがき苦しみ泣いていた姿…どれもどれも熱量や気持ちがすごくてふと思い出していた今でも思わず泣いてしまいそうになる。心にも記憶にも深く深く刺さり残っています。いくら自分に語彙力がないからといって、正門さんのお芝居を"すごい"の一言で纏めてしまうのは申し訳ないと思ってしまうくらい好きで好きでたまらないお芝居でした。目の前にいたのは正門さんだけど正門さんじゃない、美大生の深馬でした。3回目のカーテンコールでホッとしたようにふわっと笑う姿を見るまではずっとずっと深馬だった。

 

こんなにも大好きになれる舞台が終わってしまった今、とても寂しいです。ギリギリまでどうなるかわからない状況だったこのご時世で、大好きな人の大好きなお芝居を、大事な大事な"初単独主演"の舞台を直接観劇できる機会に恵まれたこと、本当に嬉しく思います。縁に感謝です。

 

正門さん、初主演舞台の完走お疲れ様でした💐大好きな正門さんのお芝居を観劇できた時間や記憶は私にとって大事な宝物です。正門さんのファンでいられて幸せです。素敵な時間をありがとうございました。これを機に、またさらに正門さんのお芝居を観ることができる日が訪れますように…!

他のお仕事もありながらの舞台期間だったし、1回1回にかなりのエネルギーを使う舞台だったと思うので、ひとまずはゆっくりお休みできる時間がありますように…!美味しいご飯たくさん食べて、たくさん寝て休んでください…!

 

染色カンパニーのみなさま、東京・大阪での全35公演本当に本当にお疲れ様でした💐

 

 

ひとまず、感想はこのあたりで終わります。まだまだ書き足りないのでその続きや、特に記憶に残っている台詞や場面に関してはまた別のページにこれからゆっくり時間かけて整理しながら書いていきます。

 

配信でまた深馬に会えるの本当に嬉しいなぁ。

改めて、宝物になる素敵な時間をありがとう。

正門さん大好きです!

 

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